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〈結婚式の友人スピーチ完全ガイド〉構成・マナー・感動テクニックまで

「友人代表としてスピーチお願いできないかな?」

そう声をかけられた瞬間、光栄な気持ちと同時に湧き上がるのは不安とプレッシャー。「何を話せばいいの?」「ウケ狙いってアリ?」「長さはどれくらい?」——そんな悩みを抱える方に向けて、この記事では結婚式での友人スピーチの基本構成から、印象に残るエピソードの選び方、NGマナーやテクニックまで、まるっと解説していきます!


まず押さえるべきは“基本の型”

スピーチに正解はありませんが、やはり定番の「型」があります。どんなスピーチにも通じるこの3ステップを押さえましょう。

(1)「お祝いの言葉」+「自己紹介」
冒頭では丁寧なお祝いの言葉と自己紹介を忘れずに。ここでのポイントは会場全体への感謝と敬意を込めること。形式ばったフレーズでも構いませんが、温かみのある言葉が心に残ります。

例:
「本日はお日柄もよく、このようなおめでたい席にお招きいただき、本当にありがとうございます。新郎の大学時代の友人であります○○と申します。」

(2)「新郎新婦とのエピソード紹介」
ここがスピーチの“核”になります。エピソードの選び方で印象が大きく変わります。以下のような観点で選びましょう:

 ✅人柄が伝わるエピソード(親切心、責任感、笑顔など)
 ✅「2人の出会い」や「交際エピソード」(聞き手が共感しやすい)
 ✅印象に残るエピソードは1~2個に絞る

✨Tip:ウケ狙いは程々に。場の空気に合わないと“滑り”や“失礼”になってしまう可能性があるため、ほっこり系・共感系のエピソードが安全でおすすめです。

(3)「結びの言葉」
最後は、未来へのエールや感謝の気持ちで締めくくります。できれば“少し詩的な表現”や、“2人らしい言葉遊び”などを取り入れても◎。

例:
「笑顔あふれる明るい家庭を築いてください。そしてこれからの人生も、今日のようにたくさんの人に祝福されながら、共に歩んでいけますように。お二人の末永い幸せを心からお祈りしています。」


⏳スピーチの長さと時間感覚

結婚式のスピーチは3~5分以内が一般的です。文字数で言うと600~800字程度が目安。短すぎると「何しに出てきた?」となり、長すぎるとゲストが退屈してしまうので要注意。

🎤練習時はタイマーを使いながら、「話しながら読む」速度で確認するとベスト!


避けるべきNGポイント7選

1. 内輪ネタばかり:会場が置いてけぼりになります。
2. 下ネタ・恋愛遍歴:絶対NG。場の品格が下がります。
3. 宗教・政治の話題:中立性が大事。
4. 長すぎるスピーチ:間延びしてしまい、感動も半減。
5. 敬語が雑・マナー欠如:目上の方も聞いています。
6. 泣きすぎる・感情暴走:感動は良いけれど、制御不能は避けましょう。
7. 新婦側エピソードの欠如(新婦の友人なのに…):バランスを大切に!


ワンランク上のスピーチにするテクニック


 ✅名前を呼ぶ回数を増やす:新郎新婦の名前を何度か呼ぶと、自然とスピーチに温かみが出ます。
 ✅キーワードを繰り返す:たとえば「誠実」「笑顔」「チャレンジ」など、2人を象徴する言葉を繰り返すと印象が強くなります。
 ✅最後にちょっとした“サプライズ”:短いメッセージカードや、一言の“英語フレーズ”、小ネタを添えるのも◎。


関連知識:スピーチ前にチェックしたい「場の空気」

スピーチは披露宴のどのタイミングで行われるかによっても、雰囲気が異なります。例えば:

 ✅乾杯前(序盤):フォーマルに、きちんとした構成重視
 ✅食事後(中盤):少しくだけた、笑いや感動も取り入れてOK
 ✅終盤(お色直し後など):しっとり系、感動系が喜ばれやすい

司会者やプランナーと事前に確認しておくと安心です。


まとめ:感動スピーチは「誠実さ」×「準備力」

結婚式の友人スピーチは、単なる挨拶ではありません。2人の人生にとって忘れられない“記念の一言”になります。だからこそ、基本構成をしっかりと押さえた上で、あなたらしい言葉で「祝福」と「想い」を届けることが一番のポイントです。

そして大事なのは、「うまく話す」ことよりも「まっすぐ気持ちを伝える」こと。丁寧に準備すれば、きっと会場の空気は温かく包まれるはずです。






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